選手紹介
【選手紹介】レブロン・ジェームズ 41歳、76ersで迎える24季目
キャバリアーズ、ヒート、レイカーズを渡り歩いてきたレブロン・ジェームズが、24シーズン目の今季は76ersのユニフォームを着ている。41歳の新天地で、何が変わり、何が変わらないのか。
4つ目の球団、4度目の移籍
レブロンのキャリアは、キャバリアーズで始まり、ヒート、再びキャバリアーズ、そしてレイカーズと続いてきた。今季の76ersは、4度目の移籍で迎える4つ目の球団になる。
通算は24シーズン・1,626試合で、平均 26.8点・7.5リバウンド・7.4アシスト、フィールドゴール成功率 50.7%。得点・リバウンド・アシストのどれもが高い水準で、20年以上並び続けてきた。
数字でたどる、23年の歩み
18歳で迎えた1年目(2003-04)は平均 20.9点。2年後の 2005-06 には平均 31.4点を記録し、これがキャリアで最も高い数字になっている。
ヒートに移った4シーズン(2010-11〜2013-14)は、平均得点がすべて 26.7〜27.1点に収まる安定ぶりで、成功率は 2012-13 が 56.5%、2013-14 が 56.7% と、キャリアでも指折りの高さだった。この時期に MVP を2度受賞している。
キャバリアーズに戻った4シーズンの最後、2017-18 は 82試合すべてに出場し、平均 27.5点・8.6リバウンド・9.1アシスト。32歳での全試合出場は、体の強さを示す数字でもある。
レイカーズでの8シーズンは、役割の幅が広がった時期だ。2019-20 には平均 10.2アシストを記録し、キャリアで唯一、アシストが2桁に乗った。点を取るだけでなく、チームを動かす司令塔としての顔が、数字にもはっきり表れている。
驚かされるのは30代に入ってからだ。36歳の 2021-22 に平均 30.3点、37歳の 2022-23 にも平均 28.9点。38歳の 2023-24 にも平均 25.7点を挙げ、3ポイントの成功率は 41.0% だった。39歳の一昨季も 24.4点・7.8リバウンド・8.2アシストと、年齢を感じさせない数字が並ぶ。
76ersで迎えた24季目
その彼が41歳で選んだのは、優勝を狙えるチームだった。キャリアの最後に、もう一度頂点を目指す。そう受け取れる移籍だ。
今季ここまでの4試合は、平均 15.5点・6.5リバウンド・6.8アシスト。昨季レイカーズでの 20.9点からは5点以上下がった。一方で出場時間は 1試合 33.3分と、昨季の 33.2分とほとんど変わらない。点を取る役割から、周りを生かす役割へ。数字の変化は、チームの中での立ち位置の変化をそのまま映しているように見える。
役割と周りの顔ぶれを考えれば、得点が落ちるのは自然なことだ。むしろ41歳でこれだけの数字を残していること自体が、普通ではない。リバウンドとアシストは、昨季とほとんど同じ水準を保っている。
スター揃いのチームで求められること
76ersには、今季平均 28.4点のタイリース・マクシーや、平均 20.6点のジェイレン・ブラウンがいる。点を取れる選手が多いチームだからこそ、レブロンに求められるのは得点よりも、大ベテランとしてチームを支える役割だろう。
試合の流れを読み、若い選手を生かし、勝負どころで判断を誤らない。キャバリアーズでもヒートでもレイカーズでも、レブロンは常にチームの中心にいた。76ersでは、中心に立つのではなく、中心にいる選手たちを支える。その役回りを41歳でどう演じるのかは、今季の大きな見どころになる。23年かけて積み上げてきた経験は、スター揃いのチームが優勝を目指すうえで、数字には表れない最後のピースになるかもしれない。
今季のレブロンとマクシーの数字は、比較ページで並べて見られる。キャリアの全シーズンの数字は、レブロンの選手ページにまとまっている。
数字はNBAの公開データとDUNKDEXのデータによる(今季の平均は、サイトに入っている試合数の分)。
文・DUNKDEX運用事務局